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【キャリアプラン考えてますか?】WAPのキャリアプランサポートを紹介します!

はじめに

皆さんこんにちは!株式会社WAPでプロジェクトマネージャーとして活動している渡邊(わたなべ)です。今回はビジネスパーソンならば誰もが悩むキャリアプランについて、弊社ではどのような支援が行われているのかを紹介したいと思います。

弊社代表の大貫(おおぬき)はメンバーのキャリア支援を手厚く行っており、一緒に中期的なキャリアのプランニングをしてくれたり、今やっている活動が自分のキャリアプランのどの部分に対応しているのかを明確にしてくれたりと、まるで母親のごとくサポートしてくれます。

私の経験上ここまでしてくれる会社はありませんでした。良い活動なので、実際どのような感じで行われているのかをご紹介したいと思います。

キャリア支援って何?

こちらは厚生労働省が出しているドキュメントから引用したものになります。キャリア支援とは「会社が従業員に対し、育成方針やキャリア形成支援体制を整え、推進すること」といった意味になります。

多くの会社が行なっているキャリア支援は 社員がスキルを身につけるための研修を定期的に実施する といったアプローチが多いと思います。私が勤めていた会社もこのパターンでしたが、正直な感想としては「仕事溜まってるのに研修かー」といった感じでした。皆さんはどうですか?

研修にしろ今やっている仕事にしろキャリアプランが明確になっていないと状態だと、自分にとって本当に必要なのか良く分からないまま、適当にこなしたり不満を感じたりするのではないでしょうか。

キャリアプランって何?

キャリアプランとは? キャリアプランとは、「自分の将来の理想像を明確にし、理想の実現を目指して構築された具体的な行動計画」を指します。

「キャリア」という言葉は一般的に職歴や経歴を表わしますが、ここでの「キャリア」は広義的な意味として使用されており、個人がその人生を通じて持つ連続した経験のことを表します。

つまりキャリアプランとは「就職してから今までの職歴や経歴と、今後どのような職歴や経歴を辿っていきたいかを計画したもの」となります。本来の流れはキャリアプラン→キャリア支援ってことになると思います。

個人的に今後どのような職歴や経歴をたどりたいのか?と問われても未来の話すぎてよくわかりません。職歴に関して私が計画できそうな未来は3年が限界かなと思います。なので今回は3年後までのキャリアプランについて大貫さんと話し合いました。具体例を交えながら紹介していきます。

株式会社WAPのキャリア支援

キャリア支援は4つのステップで構成されています。1つ1つは単純ですが、1人でやるとなるとなかなかの大仕事です。ですが、様々な経験を積んだ人が話し相手になってくれると途端にいい感じに道がひらけてきます。ステップ毎に解説していきます!

STEP.1 過去のキャリアを整理する

最初に以下のような観点で、過去のキャリアの整理整頓を行いました。具体例も合わせて記載しておきます。

  • 整理整頓するための観点
    • 携わっていた期間
    • 概要とタイトル的なテキスト
    • チームやプロジェクトの規模、役割、担当領域
    • ミッション
    • 達成した実績(定量的・定性的)
    • どのような技術、ツールの利用経験があるか
2022年01月〜2022年12月(1年0ヶ月)

ECサービスの開発・運用・保守

主に不具合の調査〜改修とリリースを担当。合わせて機能追加開発も行いました。
またシステム的な課題を探し、時間を見つけては細かい改善を行いチームに貢献。

【チーム規模・役職】  
 [規模] エンジニア 5名
 [役職] メンバー
 [担当] 開発・テスト

【ミッション】
・ECサービスの運用保守
・ECサービスの機能追加
・サービス改善施策の発見と解決

【実績情報】 
・コードのリファクタリングとテストコード追加を行い、リリース後バグ件数の減少に貢献した。
 ・対応前と後を比較するとリリース後の不具合件数が40%減少した。
・DBのインデックス見直しを行い、レスポンス速度を平均で24%改善した。
 ・商品ページのGoogle PageSpeed Insightsスコアで48から15ポイント改善された。

エンジニアの場合は採用技術なども記載しておくといいと思います。

【採用技術】  
 [言語] PHP
 [フレームワーク] Laravel 8系
 [DB]MySQL 7.6
 [環境] AWS(EC2、CodeDeploy など)
 [ツールなど] github、Circle CI

STEP.2 今後のキャリアをデザインする

続いて目指していきたいキャリアの方向性をディスカッションしました。大貫さん曰く、私と同じような方の典型的なキャリアプランとしてはこんな感じの方向が一般的だという話でした。

  1. 高難易度もしくは大規模プロジェクトのプロジェクトマネージャー
    • 今のスキルを活かしつつ、プロジェクトの難易度や規模を大きくしていく方向性ならばこのパターン
  2. プログラムマネージャー
    • 今のスキルを下敷きに、もう少し俯瞰的な視点でプロジェクトに関わりたいならばこのパターン
  3. プロダクトマネージャー
    • 今のスキルを横に伸ばすイメージで、ビジネスやマーケティング方面の経験を得るならばこのパターン
  4. スクラムマスター
    • チームビルディングを極めつつ、スクラム開発を支えていくならばこのパターン
  5. プロダクトオーナー
    • プロジェクトのように期限付きではなく、長期間にわたって1つのプロダクトに集中的にコミットしたいならばこのパターン
  6. エンジニアリングマネージャー
    • 今のスキルを利用しつつ、組織や人にフォーカスしていきたいならばこのパターン

ディスカッション前はふわっとしていて、いい感じに言語化できていませんでしたが、話をするうちにかなりイメージが固まってきて、今後の方向性としては6なのかなと気づきました。このような感じでイメージを具体化していきました。

話の中ででてきたのですが、エンジニアでマネジメント方向のキャリアを考えている方は、少し古いですがこの本がおすすめとのことです。

STEP.3 必要な経験・スキルをリストアップし、GAPを可視化する

ここまでで、現在までの状況と目指したい未来が見えてきたので、次は現在の状況と目指したい未来のGAPについて話し合いました。この話でGAPが明らかになりました。

  • GAPが小さいもの
    • PMBOK全般の経験・スキル
    • プロジェクトマネジメントの経験
    • チームや組織の立ち上げ〜グロース
  • GAPがあるもの
    • 組織に関するスキル
      • 一般的な組織論に関する知識
      • ステークホルダーとなる人たちのニーズを理解する知識・経験
        • 経営、営業、財務、マーケティング etc...
    • ピープルマネジメントに関するスキル
      • 1on1などを想定した話を引き出すスキル

この活動を通して、目指す役割に必要なスキルと自分のスキルのGAPが明らかになりました。このGAPを埋めるための活動を行なっていくことで、目指す役割に到達できることがわかりました。

STEP.4 目指すゴールの状態を明らかにする

最後にこのプランが実現した場合、どのような状態(つまりゴールした状態)はどのようなものになりそうなのかについて話し合いました。まずは大貫さんからエンジニアリングマネージャーの現在の市場価値について年収や待遇などの傾向や、どのような業種・業態で求められる役割なのかなどの情報を共有してもらい、この方向性で進めるかを話し合いました。

6のエンジニアリングマネージャーは成長しているスタートアップかつ技術力が高めの会社でニーズがあること、年収的にも十分な水準であることがわかりました。

こういったことを明らかにしていくことで、自分のスキルの見直し、自分の将来の目標、今やってることが目標に繋がっていること、目標に到達したらどのような状態になってるかのイメージを持つことができました。

最後に

こんな手厚い支援があるにも関わらず、私のキャリアプランはまだ明確には定まりきってはいません(笑)。それくらい考えることも多いし、迷ったり悩んだりすることも多い課題だと思います。

もちろん一度プランニングしたら終わりといったものではないので、毎月話し合いをする時間を確保した上で、自分がコミットしているチームからのフィードバックや市場環境の変化なども織り込みつつ、更新し続けていくことが大事だと思います。

こんな感じで日々活動を続けている私たちと一緒に「日本企業が世界と戦うための伴走型リーダー育成」にコミットしてくれる仲間を募集しています。ちょっと気になったので話を聞いてみたい!という方も大歓迎です。ここからからカジュアル面談を申し込んでください。ラフな感じでいろいろお話ししましょう。

以上です!ここまで読んでいただきありがとうございました!